いつから布団で寝る?寝ぐずり泣く赤ちゃんを寝かしつけた方法
この記事では、添い乳もせず、抱っこもせず、赤ちゃんをお布団で寝かしつける方法についてお伝えします。
添い乳で寝てくれるなら楽なのですが、それでは寝なくなってしまったら困るのが寝かしつけです。
抱っこやおんぶでもなかなか寝てくれず、ドライブに行くなんて話も聞いたことがあります。
しかし、そんなときは、思い切ってお布団で寝かしつけてみましょう。
目次
お布団の寝かしつけは、いつからするべき?
赤ちゃんによって睡眠のスタイルや成長具合に個人差がありますので、いつからとは決められません。
新生児の頃から、一人でお布団で泣かずに寝られる赤ちゃんも少数います。
うらやましいですが、手のかかった赤ちゃんほど賢く育つと言いますので、少々の寝ぐずりは歓迎しましょう(笑)
生後8ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんは、「輸送本能」によるリラックス効果が出やすいので、抱っこすることでよく寝てくれることが多いです。
しかし、だんだんと輸送本能は薄れてきて、なかなか抱っこでは寝なくなってきます。
また、お腹が満たされてそのまま寝ることも少なくなってきます。
「添い乳」
「ミルクを飲みながら」
「抱っこやおんぶ」
これらの方法で寝ていた赤ちゃんが、それでは寝なくなったら、お布団で寝かしつけるときが来たと言えます。
お布団で寝かせることは、正しい睡眠のリズムを作っていくことに繋がりますよ。
寝ぐずり娘をお布団で寝かせるまで
お布団で寝かしつける日は親が決める
母乳やミルクを飲みながら寝ていた娘は、7ヶ月ごろには添い乳でも寝なくなりました。
寝かしつけようとすると泣くので、1時間近く抱っこ紐に入れて寝かしつける毎日。
そのせいか腰痛になり、里帰り出産した妹(ソファで授乳中)に腰を踏んでもらう始末。
「お布団で一人でスヤスヤ寝る日はいつ来るんだろう?」と、ふと考えました。
保育士ばあばに聞いてみると、「それはいつか来るのではなく、親がその日を決めるもの」とのこと。
また、「抱っこして寝かしつけていると、いつまでたっても寝る場所をこどもに認識させられないよ」とも言われました。
全くその通りですよね。
初めて添い乳せず、お布団で寝た娘
そして生後10ヶ月になった日、無謀と思いつつも、お布団で寝ることに挑戦しました。
夜8時に寝室に連れていき、「おやすみなさい」とお辞儀してお布団に寝かせました。
予想通り、すかさず布団から脱走する娘。
「まだ寝たくないよー」と泣く娘を、布団に引きずり戻し、寝ながら抱っこしていました。
しばらくは泣きましたが、だんだん泣き方に勢いがなくなっていき・・・30分ほどで寝てくれました!
これから紹介するコツを実践したところ、案外あっさり寝てくれたのです。
お布団で寝かせるコツ
準備
1.朝は7時までには起こす。
2.午後のお昼寝は、4時までには終わらせる。
3.お風呂は寝る直前に入る。
4.寝る前の儀式をする。(向かい合って「おやすみなさい」を言うなど、これから寝ることを意識させます。)
5.夜8時には暗い寝室に入る。(天井の豆電球は気になりやすいので、明るさの調節できる間接照明を足元に置くのがおすすめ)
添い寝
まず、赤ちゃんと一緒に横になって添い寝します。
もしお布団から脱走しそうになるようなら、寝ながら抱っこするようにして赤ちゃんをお布団から逃さないようにします。
ベビー用マットレスとお布団を床に敷くのが、おすすめです。
ベビーベッドだと添い寝できませんし、同じ布団で一緒に寝ると赤ちゃんを潰してしまう可能性もあります。
赤ちゃんが寝た後、別々の布団で寝たほうがママの体もよく休まります。
一緒に寝てしまいたくなりますが、安全な睡眠のために、極力赤ちゃんが寝付くのを見守ってくださいね。
幸せホルモンが出るスキンシップ
肌と肌が触れ合うと、オキシトシンというホルモンが出ます。
オキシトシンは別名「癒やしホルモン」などと呼ばれており、不安や恐怖を取り除き、幸せな気分にさせてくれる効果があります。
ママに優しく触れられると、赤ちゃんは安心して心が落ち着き、眠りやすくなります。
おすすめは、添い寝前の「足のマッサージ」です。
(足のマッサージについては、こちらに詳しく書いています:オイルなしで簡単【足のマッサージ方法】)
添い寝中は、「手をつなぐ」、「おでこ&眉間をなでなで」、「肩を優しくトントン」など様子を見ながら。
どう触れられるのが心地よいかは赤ちゃんによって好みがあるようなので、様子をみながら試してみましょう。
寝たふりをする
ママが起きているのがわかると、一緒に遊びたがることもあります。
そんなときは、目を閉じて寝息をたてるフリをするのが効果的です。
はじめのうちはママの鼻をつまんできたりするかもしれませんが、しばらくすると赤ちゃんも諦めて寝る気になってきます。
30分ほど経っても寝ないようなら、一旦あきらめて少し遊ばせるなどして気分転換しましょう。
敷布団に傾斜をつける
なかなか成功しないときは、お布団に傾斜をつけることを試してみてください。
(引用元:ママのためのココデシカ)
画像は吐き戻し対策のために傾斜のついたベビーピローです。
こんなイメージで敷き布団の下にタオルを入れて傾斜を作ってみましょう。
保育園では、お布団で寝るのが苦手な赤ちゃんには、まず傾斜のついた敷布団で寝かせて慣れさせると聞きました。
すると、お布団で寝ぐずりしていた赤ちゃんも、だんだんと平らなお布団で寝られるようになっていくそうです。
おわりに
添い寝をして安心して寝る赤ちゃんが、甘えん坊で自立できないなんてことはありません。
むしろその逆で、ママの愛情をたっぷり受けていると感じる赤ちゃんの心は強く育つと言われています。
ベッドで泣かせて寝るまで待つという方法は、ママの心が折れますし、赤ちゃんの心の発達にも良くないと考えます。
私の娘の体験では、はじめて寝かしつけに成功した後も毎晩お布団で寝るようになり、1ヶ月後ぐらいには、お布団の中で泣くことがほぼなくなりました。
気楽に気長に、お布団での寝かしつけトレーニングを試してみてください。
この記事が、「あなた」と「あなたの赤ちゃん」のお役に立てば幸いです。