妊娠初期から【かゆみ】が地味にツライ!妊娠中使えるレスタミン軟膏
妊娠してから、なぜか体が痒(かゆ)いことはありませんか?
それって実は、つわりの一種ともいえる「妊娠あるある」なんです。
今回は、妊娠中の「かゆい、もうどうにかして~!」という状況を解消する塗り薬を紹介します。
目次
地味にツライ妊娠中の「かゆみ」
妊娠超初期、なぜか手のひらが猛烈に痒くなり、約1週間ほとんど寝れませんでした。
その「かゆみ」が治まったら今度は、お腹や背中が痒くなってきました。
普段から乾燥肌で、冬は特にカサカサで「かゆかゆ」なんですが、「これはオカシイ!」・・・寝ても覚めても、痒いんです。
しかし、見た目は何ともありません。
だんだんおっぱいも痒くなってきて(泣)、人目を盗んでは、無心にかいていました(笑)
ムヒと保冷剤で応急処置
妊婦さんの雑誌をみると、からだの「かゆみ」に悩まされている人って意外と多いんですよね。
痒いときの対処法として、虫刺されの薬「ムヒ」がいいと書いてあるのを見ました。
試しに「ムヒ」を全身の痒いところに塗ってみました。
すると、塗ってすぐはスーッとして気持ちいいのですが、持続性がないんですよね。
そして、冬なので寒かったです(泣)
ちなみに、手のひらの「かゆみ」は保冷剤を握りしめることで何とか乗り切りました。
妊娠中に体の「かゆみ」が出る原因
産婦人科で相談すると「保湿クリームを塗ってみて」とおばあちゃん先生に言われました。
妊娠中の「かゆみ」の原因は、ホルモンバランスが乱れることによる「肌の乾燥」だと考えられています。
妊婦さんはホルモンバランスが乱れ、特に女性ホルモンの分泌が増加する分、相対的に男性ホルモンのバランスが低下し、乾燥しやすい状態です。
(引用元:妊娠性皮膚掻痒症とは)
病院では抗アレルギー(ヒスタミン)薬や、ひどい場合はステロイド薬も処方されます。
また、アトピー性皮膚炎が妊娠によって悪化することで、かゆみが出ることこともあります。
もしも、ブツブツができていたら別の病気の可能性があるので、すぐに病院でみてもらいましょう。
ついに皮膚科を受診
しかし、言われた通りに保湿クリームを念入りに塗っても「かゆみ」は治まらなかったんです。
そうして、皮膚科の扉をたたきました。
「かゆみ」だけで皮膚科を受診するのは少し申し訳ない気分でしたが、結論は「行ってよかった」です。
処方されたのは「レスタミンコーワクリーム」という塗り薬でした。
「妊娠中でも使える穏やかな薬ですよ」というお医者さんの言葉に安心して、入念に塗りました。
そして、この塗り薬が本当によく効いたんです。
かゆみという精神的ダメージが一気に解消しました!
不思議とじんわりかゆみがひいていく感覚で、妊娠中の救世主でした。
実家に帰ると、おじいちゃんも同じものを処方されていました(笑)
老人性の乾燥肌にもよく効くんですね。
妊娠中に安心して使えるレスタミンコーワクリーム
レスタミンコーワクリームは低刺激
レスタミンコーワクリームは、アレルギーによる皮膚の症状を抑えてくれる「抗アレルギー(ヒスタミン)薬」です。
ジフェンヒドラミン塩酸塩が、ヒスタミンという「かゆみ」の原因物質をブロックしてくれます。
【レスタミンコーワクリーム(ジフェンヒドラミン)の特徴】
・抗アレルギー作用を持つ
・効果は穏やか、重度の皮膚アレルギー症状には向かない
・局所にのみ作用するため、副作用は少ない
(引用元:レスタミンコーワクリーム(ジフェンヒドラミン)の効果と副作用【抗アレルギー薬】)
穏やかな効き目で、妊娠中も安心して使える塗り薬です。
市販品のレスタミンコーワ軟膏
レスタミンコーワクリームは病院でしかもらえない薬かと思いきや、同じ成分の市販品がありました。
遠方の夫の実家にいるときに切れてしまい、近所の薬局で剤師さんが教えてくれました。
「かゆみ」の他にも、「虫刺され」や「あせも」にも使えると説明書に書いてあります。
病院で処方される薬も、市販薬も、同じ会社が作っています。
しかし、ベースとなるクリームが違うのと、有効成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)の配合量が違います。
処方薬は1%、市販品は2%で、なぜか市販品のほうが多いんですよね。
市販品のほうが伸びのいいクリームだからかな?というのは個人的な推測です。
皮膚科では保険適応価格で、容器にたっぷり処方してくれますが、ドラッグストアで買うのは少量で割高感があります。
しかし、市販品のほうが有効成分が2倍なので、よく伸ばして使えばコスパに大差なく使えるかもしれません。
パウダータイプのレスタミンクリーム
ちなみにパウダー入りタイプもあり、サラサラとした使い心地です。
色々試してみたい性分の私はパウダー入りタイプも購入してみたのですが、保湿効果を考えると軟膏のほうがおすすめです。
パウダーの亜鉛は乾燥させる働きがあるので、「あせも」にはこちらが良いかもしれませんね。
パウダーが手のシワに入り込んで白くなるのもちょっと気になりました。
肝心な、かゆみ止めとしての効果は、どちらの市販品もちゃんとありました。
おわりに
かゆみは、かきむしって傷になって悪化する可能性があるので、放っておくのは心配です。
保湿で様子をみて治らなければ、塗り薬で対応しましょう。
かゆみがひいてママの気分が穏やかになれば、お腹の中の赤ちゃんも喜びますよね。
もしブツブツがあったり、かゆみが酷い場合は、担当の産婦人科の先生に相談してください。