妊娠発覚後では遅い?気づいたらすぐに!胎児の障害を防ぐ葉酸サプリ

2017-02-21

女性の葉酸摂取の大切さについて、あまり知られていないのが現状です。

妊娠前から葉酸サプリメントを飲むことが望ましいことを知っていますか?

なぜ必要か、どのくらい必要か、といった疑問を解消して、元気な赤ちゃんのために適切に葉酸を摂取していきましょう。

正しい情報をわかりやすくお伝えしていきます。

なぜ妊娠時に葉酸が大切なの?

葉酸は健康な赤ちゃんを作る栄養素

葉酸はDNAやタンパク質合成に必要な栄養素で、赤ちゃんの細胞分裂が盛んな妊娠初期に沢山必要とされます。

しかし、このときに葉酸が不十分だと「神経管閉鎖障害」を引き起こす可能性があるのです。

神経管閉鎖障害は、赤ちゃんの脳や脊椎の重要な神経管が正常に形成されない先天異常です。

症状としては以下の2種類が知られています。

「二分脊椎症」・・・脚の麻痺や内臓がうまく働かないといった症状が出る

「無脳症」・・・大脳が全く欠損しているか、小さく退化してしまい、流産や死産の可能性が高い

日本での発症の確率は10,000人に6人(1998年)と報告されています。

世界で認められている葉酸の効果

欧米諸国で大規模な研究が行われた結果、葉酸が神経管閉鎖障害のリスクを大幅に下げることが医学的に認められました。

その後、欧米諸国ではサプリメントや葉酸添加食品を普及させ、神経管閉鎖障害の発症率の低下に成功しています。

2000年には、これらの研究成果をもとに厚生労働省が、神経管閉鎖障害と葉酸摂取について報告書をまとめました。

(参考元:厚生労働省(旧厚生省)平成12年発表資料

報告書によると、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで葉酸を始めとしたバランスのとれた食事が必要だとされています。

そして、それを補うために栄養補助食品から400μgの葉酸摂取も望まれるとしています。

栄養補助食品には、サプリメントや、葉酸が添加された牛乳やキャンディーなどがあります。

妊活中から妊娠確定前は特に葉酸サプリメントを

葉酸サプリメントは食品よりも吸収率がいい

サプリメントなどに含まれる葉酸は「プテロイルモノグルタミン酸」といいます。

それに対し、食品中の葉酸の大半は「ポリグルタミン酸型」として存在し、消化中にモノグルタミン酸型となって吸収されます。

食品中の葉酸の吸収率は約50%とされていますが、実際の利用効率は確定していません。

そのため、食品に含まれるポリグルタミン酸型の葉酸では、神経管閉鎖障害のリスクを低減するという十分な研究結果が得られていないのです。

食品からの葉酸は、どれほど吸収されているか不確かです。

また、つわりで食事ができないことも多いに考えられますよね。

そういった理由から、葉酸が特に必要な妊娠超初期に、吸収率の高い葉酸サプリメントが勧められているんです。

いつ、どのくらい摂取するのか

具体的にいつ、どのくらいサプリメントを摂取したらいいのかは、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に載っています。

(引用元:日本人の食事摂取基準(2015年版)

青枠は食事から摂取する葉酸の推奨量です。

そして、赤枠の部分に「妊娠を計画している女性と妊娠の可能性がある女性は、食事からの葉酸に加えプテロイルモノグルタミン酸を毎日400μg摂取することが望まれる」と書いてあります。

プテロイルモノグルタミン酸はサプリメントに含まれる葉酸のことですね。

なぜ「妊娠計画中」からなのかというと、妊娠4週(生理予定日)には、脳や脊髄などの重要な神経管が作られ始めているからです。

神経管閉鎖障害の多くは妊娠7週未満に発生すると言われています。

それゆえに、一番望ましいのは妊娠に気づく前からの葉酸サプリメント摂取です。

妊娠に気づいたら、できるだけ早く葉酸サプリメントを摂取しましょう。

サプリメントは容量を守って

食事からの葉酸は吸収率が低い上、葉酸は水溶性ビタミンなので過剰分が尿から排出されます。

通常の食事から過剰になることは考えられません。

しかし、サプリメントは少量で十分な量が摂取できるので、正しい容量以上に飲むと、呼吸困難などの過剰症やその他の問題も起こり得ます。

サプリメントを摂取するときには、先ほどの摂取基準表の黄色枠にある上限量を越えないように注意しましょう。

15~29歳は900μg、30~49歳は1000μgが上限量です。

これはプテロイルモノグルタミン酸に対する値なので、食事からの葉酸の量は考えなくて大丈夫です。

葉酸サプリメントの選び方

一日に摂取できる葉酸量を確認

妊活中から妊娠確定前までは、一日400μgほどのモノグルタミン酸が摂取できる葉酸サプリが必要です。

したがって、ほとんどの葉酸サプリメントは、その条件を満たすように作られています。

また、食事から摂取するべき葉酸(妊娠中:480μg、授乳中:340μg)を参考値に作られた葉酸サプリもあります。

一日に400μg480μgのモノグルタミン酸が摂取できる葉酸サプリメントならば、神経管閉鎖障害のリスク低減のために適切な量が摂取できます。

市販の葉酸サプリメントは良くないの?

市販のサプリメントが良くないという情報も見ますが、危険ということはありません。

むしろ、市販で売られている大手製薬会社やDHCのサプリメントは、「GMP」という安全基準を取得している工場で作られたものなので、品質に信頼がおけます。

デメリットとしてあげるなら2つあります。

まずは、市販の商品の多くは、サプリメントのほとんどが栄養素以外の素材ということです。

しかし、信頼できる会社のサプリメント添加剤は安全性の高いものが使われていますので、特に気にする必要はありません。

2つ目は、葉酸以外の栄養素もバランス良く含まれている商品がないということです。

なので、市販品は危険とはいいませんが、おすすめしたいとも言えません。

私のおすすすめは、栄養バランスが最も優れたママニックという葉酸サプリメントです。

合成の葉酸サプリは危険?

赤ちゃんのために、合成ではない天然の葉酸サプリを飲みましょうというのは、全く根拠のない間違った情報です。

一部の人達が、サプリメントに含まれるモノグルタミン酸のことを「合成葉酸」といって悪者にしています。

しかし、ここまでの説明のとおり、神経管閉鎖障害のリスク低減を認められていいるのはモノグルタミン酸であり、その安全性は世界的に認められています。

天然素材から抽出したというポリグルタミン酸型の葉酸サプリメントは、利用効率が悪い葉酸をわざわざサプリメントから摂取しているということになります。

天然という言葉のイメージだけに惑わされないようにしましょう。

おわりに

元気な赤ちゃんの成長のために、できるだけ栄養バランスの良い食事を心がけて、葉酸サプリメントを適切に取り入れていきたいですね。

周りに葉酸サプリメントの必要性を知らない女性がいたら教えてあげましょう。

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